【短】不器用男子とFirst♡Kiss
今日1日の授業を振り返りながら日誌を書き進めていき、あとは感想を書いて終わる……というところで、前の席のイスに相田くんが座った。
あ……窓閉め、終わったんだ。
相田くん、帰らないのかな……?
「あ、相田くん」
「ん?」
「あの、帰らないの?日誌なら、あたしもうすぐ書き終わるし、提出しておくよ?」
「んー……」
そう言ってみたものの、相田くんはそう曖昧に返事をするだけではぐらかされてしまった。
あ、あれ……。
どうして相田くんは帰らないのだろうか。
帰っても、だいじょうぶなのに……。