天才少女
それから二人はたくさん遊んだ

藤花は笑顔を見せるようにもなった

藤花が笑顔を見せるようになったのは宗次郎のおかげだと女将らも喜んだ

ある日、藤花の仕事が一段落したあと遊び疲れた二人は近くの野原で寝転んでいた

すると突然、宗次郎がこのようなことをいった





「藤花って藤の花の匂いがするー落ち着くね」

「藤の花…?」

「藤花の匂いっていい匂いー」

「ありがとう…?」








それから、数年後…



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