天才少女
「んー姉上に頼まれた薬はー」


一人の少年が薬屋の前に立つ


「あっ!この薬だ!これ、ください」



ただえさえ、忙しいこの薬屋
少年の声は女将と主人には聞こえていない



「これ?」


突然、隣からこえが聞こえた

藤花は少年の声が聞こえて、薬を作る手を休め少年の用を聞きにきたのだ


「藤花!薬つくり終わったん?なら、手伝ってーね!」


女将の声に藤花は「はぁーい」と答え
少年からお金を受け取り薬を差し出す


「お気をつけてください」


藤花は少年にそう告げ女将のところへ行こうとする…否、行こうとした




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