腹黒王子に囚われて
 
(それと、普段ガードが固くても、キスしながらだったら抵抗が緩むって知ってた?)



葵の唇にまたキスを重ね
口内を犯していった。


「っ……ふ…」


次第に緩まっていく腕の力。


ああ……
アイツの言っていることは本当なんだ……。


そう思った瞬間、

一気にカッとなっていた熱が冷めていった。
 
< 216 / 257 >

この作品をシェア

pagetop