腹黒王子に囚われて
 
「葵が傍にいると、どうしても我慢できねぇんだもん。

 触らないなんて無理」


「ぁっ……」


「だから、不安にならないよう、葵もしたいこと、ちゃんと俺に言えよ。

 全力で全部応えるから」


「……っ」



優しい言葉をかけてくれるけど
ひとまず、その手の動きを止めて……。


「やっ……ぁあっ…」


あたしの願いは却下され
結局最後までされてしまった。
 
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