腹黒王子に囚われて
 
「あ……」

「おはよ」


朝、玄関の扉を開けると、そこに瑛太の姿があった。


「なんでいるの?」

「言ったじゃん。ちゃんと謝りたいって。

昨日は悪かった。ごめん…」

「……」


正直、本当に…しかもわざわざ朝早く、学校の前に家に来たことに驚いて
何をどう反応したらいいのか分からなかった。

 
< 63 / 257 >

この作品をシェア

pagetop