世界滅亡
学校へ向かう途中、木の台に乗り必死に世界滅亡の話をする老人がいた
それをまるで道に転がっている石ころのように気にもとめず通り過ぎる人々
《皆に聞いてほしい!世界滅亡は本当のことだ!!神がお怒りなさったのだ!その事実をヤツらが隠ぺいしたのだ!!》
老人は顔を赤くし、必死に語る
ヤツら‥?
少し疑問に思ったが世界滅亡と流れるとこんな人々がいるのかと勝手に納得した
約二分ほど眺めて学校へと向かった
それと同じ時間にスーツを着た怖い顔の人々がある小さな部屋で討論していた
「「世界に言わなければ!知る権利はあるはずだ!」」
『言ったところで何になる!!混乱するだけだ!!』
交わることのない会話がずっと続いた