涙雨[ナミダアメ]
何ヵ月ぶりかに見た、
床とソファー。
それと、ローテブルに女が張り付けたプリクラが出現。
綺麗になった部屋で
ドーナツを方張る雫ちゃん。
「ねえ、麗夜くんって
沢山女の子いるんだね。」
「ん~まあ。盛りの男の子だし?
で、でも彼女はいねえよ!」
「それってダメじゃん!!遊びの女の子しかいないってことじゃない!」
「ダメなの?
だって特定の女の子作ったらいろいろ面倒くさそうだし。
ただえさえ女の子ってうるさいじゃん。」
「そんなのダメだよ!
ひとりの人に愛されて、
ひとりの人を愛するって素敵なことよ?
それに、好きだから面倒なことを言うのよ。
好きだから縛りたくなるし、自分だけのものにしたくなる。
必要とされてるからなの!」
まるで自分で言い聞かせているみたいだった。
この時の俺には、
愛とか恋とか全く理解できなかった。
実際、俺のオヤジは外で女ばっか作って出ていった。
だから男はそーゆう生き物だと思っていた。
何で雫ちゃんがここまで熱くなったのか理解できずにいた。
そして雫ちゃんの抱えていた重荷を、知ることになる。
床とソファー。
それと、ローテブルに女が張り付けたプリクラが出現。
綺麗になった部屋で
ドーナツを方張る雫ちゃん。
「ねえ、麗夜くんって
沢山女の子いるんだね。」
「ん~まあ。盛りの男の子だし?
で、でも彼女はいねえよ!」
「それってダメじゃん!!遊びの女の子しかいないってことじゃない!」
「ダメなの?
だって特定の女の子作ったらいろいろ面倒くさそうだし。
ただえさえ女の子ってうるさいじゃん。」
「そんなのダメだよ!
ひとりの人に愛されて、
ひとりの人を愛するって素敵なことよ?
それに、好きだから面倒なことを言うのよ。
好きだから縛りたくなるし、自分だけのものにしたくなる。
必要とされてるからなの!」
まるで自分で言い聞かせているみたいだった。
この時の俺には、
愛とか恋とか全く理解できなかった。
実際、俺のオヤジは外で女ばっか作って出ていった。
だから男はそーゆう生き物だと思っていた。
何で雫ちゃんがここまで熱くなったのか理解できずにいた。
そして雫ちゃんの抱えていた重荷を、知ることになる。