涙雨[ナミダアメ]
結局この日は、掃除で終わった。


「京野先生、ごめんね!
掃除させちゃって!」


「いえ。
また明日来るので、その時にはちゃんと勉強教えます。」


「雫ちゃん、またね~。」

「また明日!!」


にっこり笑った雫ちゃんはやっぱりおかしかった。



「あ、今度は傘差してこいよ~。明日雨みたいだから。」


「ハハハッッ」


そう笑って、雫ちゃんは帰った。


いつの間にか、守も帰っていた。


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