涙雨[ナミダアメ]
パクッッと一口唐揚げを
放り込み、何故か無言になった。



え…まさかの不味い?



「…おっいしい~!!
これ超うまい!」


なんだよ~

びっくりさせないでくれよ~



そして、料理も無事に終わり。


ステージパフォーマンス。



「それでは、霧島麗夜さんに女の子を喜ばせる一言を再現してもらいましょう!お相手の女性はどうしますか?」


「んっと、雫ちゃん。おいで!」


「おっと!!
3年A組の京野雫さんですね!?ではどーぞ!ステージへ。」



そう言うと、
恥ずかしそうに雫ちゃんが出てきた。


「雫ちゃん、ちょっとおいで。」


雫ちゃんを俺の前に手招きして、顎をくいっともった。


「顔…近いよ…//」


「雫、愛してるよ。
だから…俺から離れんなよ。」


呼び捨てなんかしないから、初めて呼んだ。


そしてそのままキスをした。





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