涙雨[ナミダアメ]
「こんばんわ。京野先生。」
「えっと、麗夜くんの友達の…「守です。」
「守くん!こんばんわ。」
「どうぞ、上がってください。」
まるで自分の家のように
私を招き入れた。
「麗夜くんは?」
「アイツは担任に呼び出されて説教されてます。」
「麗夜くん何かしたの?」
「アイツが担任に呼び出されるねは日常ですから。
担任と麗夜は、犬猿の仲って感じだから。」
麗夜くんらしい。
「さーて風呂入ってこよ。」
「え?勝手に入っていいの?」
「昔から、父さんも母さんも仕事で忙しくてよくここに泊まりに来てたりしたんで、自分家みたいなものなんです。」
「そうなんだ。」
私も、よくメイカの実家に居座って自分家のように使っていたな。
あの頃は、何にも考えず
悪さしたり毎日が楽しかった。
今は…幸せ?
私を愛してくれる秀がいる。
でも本当に幸せなのかと
自分でも疑問に思う。
何も知らなかったあの頃の方が楽しかったかもしれない。
私は、秀を幸せに出来ているのかな…
このまま歯車が狂ったままなのかな…
窓の外の雨を眺めながら、麗夜くんを待つ。
「えっと、麗夜くんの友達の…「守です。」
「守くん!こんばんわ。」
「どうぞ、上がってください。」
まるで自分の家のように
私を招き入れた。
「麗夜くんは?」
「アイツは担任に呼び出されて説教されてます。」
「麗夜くん何かしたの?」
「アイツが担任に呼び出されるねは日常ですから。
担任と麗夜は、犬猿の仲って感じだから。」
麗夜くんらしい。
「さーて風呂入ってこよ。」
「え?勝手に入っていいの?」
「昔から、父さんも母さんも仕事で忙しくてよくここに泊まりに来てたりしたんで、自分家みたいなものなんです。」
「そうなんだ。」
私も、よくメイカの実家に居座って自分家のように使っていたな。
あの頃は、何にも考えず
悪さしたり毎日が楽しかった。
今は…幸せ?
私を愛してくれる秀がいる。
でも本当に幸せなのかと
自分でも疑問に思う。
何も知らなかったあの頃の方が楽しかったかもしれない。
私は、秀を幸せに出来ているのかな…
このまま歯車が狂ったままなのかな…
窓の外の雨を眺めながら、麗夜くんを待つ。