涙雨[ナミダアメ]
「雫ちゃーん、今日も可愛いからこれあげる~!」
「あーこれ、限定チーズケーキじゃん!!
モリリンありがとう~」
雫がモリリンと呼ぶ男は、秀の秘書であり、昔から面倒を見ている弟みたいな存在。
森 陸斗 モリ リクト
森陸斗と雫は仲がよく、
兄と妹のような関係だった。
男で秀以外で、唯一連絡をとる仲だった。
「雫ちゃんが喜ぶと思って、2時間並んだんだぜ?」
「超嬉しいよ!ありがとうモリリン♪」
無邪気な笑顔を森陸斗に
見せる雫。
そんな雫に森陸斗も笑う。
そんなふたりを、パソコンをいじりながら見るたび、イライラする秀。
いつか雫を、コイツに取られそうで怖い。
雫は、俺だけのものだ。
嫌な感情ばかりが浮かぶ。
「陸斗、無だ口叩いてねえで仕事しろよ。」
「機嫌悪いっすね~秀さん。」
「そうだよ~
秀、どうしたの?」
美味しそうに、チーズケーキを口に運ぶ雫。
雫は、本当にわかっていない。
俺の気持ちも…
陸斗の気持ちも…
陸斗は多分雫に気がある。
女に何かをあげるなんてこと絶対しないやつが、
毎日のように何かをあげるなんてことをしているのだから…
長年一緒にいればわかる。
「雫、ちょっと来いよ…」
「あーこれ、限定チーズケーキじゃん!!
モリリンありがとう~」
雫がモリリンと呼ぶ男は、秀の秘書であり、昔から面倒を見ている弟みたいな存在。
森 陸斗 モリ リクト
森陸斗と雫は仲がよく、
兄と妹のような関係だった。
男で秀以外で、唯一連絡をとる仲だった。
「雫ちゃんが喜ぶと思って、2時間並んだんだぜ?」
「超嬉しいよ!ありがとうモリリン♪」
無邪気な笑顔を森陸斗に
見せる雫。
そんな雫に森陸斗も笑う。
そんなふたりを、パソコンをいじりながら見るたび、イライラする秀。
いつか雫を、コイツに取られそうで怖い。
雫は、俺だけのものだ。
嫌な感情ばかりが浮かぶ。
「陸斗、無だ口叩いてねえで仕事しろよ。」
「機嫌悪いっすね~秀さん。」
「そうだよ~
秀、どうしたの?」
美味しそうに、チーズケーキを口に運ぶ雫。
雫は、本当にわかっていない。
俺の気持ちも…
陸斗の気持ちも…
陸斗は多分雫に気がある。
女に何かをあげるなんてこと絶対しないやつが、
毎日のように何かをあげるなんてことをしているのだから…
長年一緒にいればわかる。
「雫、ちょっと来いよ…」