涙雨[ナミダアメ]
3
迷う心
雫side
昨日、麗夜くんから電話が来た。
『これからは男して側にいるよ。』
なんて言われた。
「雫~、どうしたの?
携帯握りしめてボーッとしちゃってさ。」
「メイカ。
そーゆうアンタもランチ食べないの?」
「アタシは…ダイエットだよ。ダイエット!」
昼休み、大学のテラスで
ふたりしてボーッとしていた。
学食ランチ目当てで
大学に来ているメイカが
ランチも食べずにどうしたんだろうか。
「昨日さ、いろいろあってさ。
麗夜くんと揉めちゃって。」
「あ~みたいだね。」
みたいだねって…
「メイカ知ってるの?」
「実はさ、昨日バカサルが街で暴れてボコボコにされたんだよ。
そんで、守と一緒にいたら丁度見つけて拾ったんだよ。」
「麗夜くんが街で暴れた!?喧嘩ってこと!?」
「まあ、アンタと揉めて
イライラ任せに暴れたってとこでしょ。
ガキだよね~アイツ…」
私と揉めて出ていった
のは知っていたけど、
そんなことがあったなんて…
確かに、髪も金髪に近いし、制服もいつも着崩してるし、真面目ではないことはわかるけど…
喧嘩なんてしそうに見えない。
そんな麗夜くんが喧嘩をしたんだ。
私のせいで…
「雫のせいじゃないからね?」
「アイツはさ、アイツ自信にムカついてんだよ。」
「だけど…」
「その傷。
秀さんにやられたんでしょ?」
前髪で隠したはずの
傷をメイカが見つけた。
昨日、麗夜くんから電話が来た。
『これからは男して側にいるよ。』
なんて言われた。
「雫~、どうしたの?
携帯握りしめてボーッとしちゃってさ。」
「メイカ。
そーゆうアンタもランチ食べないの?」
「アタシは…ダイエットだよ。ダイエット!」
昼休み、大学のテラスで
ふたりしてボーッとしていた。
学食ランチ目当てで
大学に来ているメイカが
ランチも食べずにどうしたんだろうか。
「昨日さ、いろいろあってさ。
麗夜くんと揉めちゃって。」
「あ~みたいだね。」
みたいだねって…
「メイカ知ってるの?」
「実はさ、昨日バカサルが街で暴れてボコボコにされたんだよ。
そんで、守と一緒にいたら丁度見つけて拾ったんだよ。」
「麗夜くんが街で暴れた!?喧嘩ってこと!?」
「まあ、アンタと揉めて
イライラ任せに暴れたってとこでしょ。
ガキだよね~アイツ…」
私と揉めて出ていった
のは知っていたけど、
そんなことがあったなんて…
確かに、髪も金髪に近いし、制服もいつも着崩してるし、真面目ではないことはわかるけど…
喧嘩なんてしそうに見えない。
そんな麗夜くんが喧嘩をしたんだ。
私のせいで…
「雫のせいじゃないからね?」
「アイツはさ、アイツ自信にムカついてんだよ。」
「だけど…」
「その傷。
秀さんにやられたんでしょ?」
前髪で隠したはずの
傷をメイカが見つけた。