スイートナイト
その翌日。

「じゃ、行ってくる」

「行ってらっしゃい」

いつものように巽を見送った。

いつものように夕飯の後片づけを終えると、
「さて…と、何をしようかな」

ピーンポーン

呟いたのと同時に、玄関からインターホンが鳴った。

何だろ?

宅配か何かかしら?

「はーい」

私は玄関に行くと、ドアを開けた。

「静希!」

「きゃあっ!」

ドアを開けたとたん、優が家に入ってきた。

えっ、何?

どう言うこと!?
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