夜明けのコーヒーには
早すぎる
「最近、これに凝っててね」
ヒロコはそう言いつつ、レモンティーのペットボトルを掲げた。
「割るの、ですか?」
ユラは少し眉を顰(ひそ)める。
「意外といけるよ」
ヒロコはそう言って、梅酒をコップの半分ほど注ぐと、そこにレモンティーを注いで、ストローでかき混ぜた。
「はい。どうぞ」
ユラの前に、梅酒のレモンティー割りが置かれる。
「いただきます」
ユラはひょこっと頷く様に頭を下げると、梅酒のレモンティー割りを一口呑んだ。
「美味い」
ユラは思わず呟いていた。
「でしょ?」
ヒロコは破顔して、自分の梅酒レモンティーを作り始める。
―しかし、本当に美味い。
ユラはもう一口呑んだ。
ロックほど甘過ぎず、さっぱりしていて呑みやすい。
これはついつい呑み過ぎてしまう部類の酒だ。
ユラはそう考えつつ、梅酒レモンティーを呑み干した。
「梅酒いただきます」
ユラはそう言って、今度は自分で梅酒レモンティーを作った。
ヒロコは「わたしがやるよ」と言ったが、ユラは丁重に断った。何事も甘え過ぎは良くない。
―というのは建前で、実際は自分の好みの割り方にしたかっただけなのだが、まあ今度何かお酒をプレゼントしよう。
ユラはアクション映画を観ながら、そんなことをぼんやりと考えていた。
ヒロコはそう言いつつ、レモンティーのペットボトルを掲げた。
「割るの、ですか?」
ユラは少し眉を顰(ひそ)める。
「意外といけるよ」
ヒロコはそう言って、梅酒をコップの半分ほど注ぐと、そこにレモンティーを注いで、ストローでかき混ぜた。
「はい。どうぞ」
ユラの前に、梅酒のレモンティー割りが置かれる。
「いただきます」
ユラはひょこっと頷く様に頭を下げると、梅酒のレモンティー割りを一口呑んだ。
「美味い」
ユラは思わず呟いていた。
「でしょ?」
ヒロコは破顔して、自分の梅酒レモンティーを作り始める。
―しかし、本当に美味い。
ユラはもう一口呑んだ。
ロックほど甘過ぎず、さっぱりしていて呑みやすい。
これはついつい呑み過ぎてしまう部類の酒だ。
ユラはそう考えつつ、梅酒レモンティーを呑み干した。
「梅酒いただきます」
ユラはそう言って、今度は自分で梅酒レモンティーを作った。
ヒロコは「わたしがやるよ」と言ったが、ユラは丁重に断った。何事も甘え過ぎは良くない。
―というのは建前で、実際は自分の好みの割り方にしたかっただけなのだが、まあ今度何かお酒をプレゼントしよう。
ユラはアクション映画を観ながら、そんなことをぼんやりと考えていた。