夜明けのコーヒーには
早すぎる
「だったらいいんだけど、その日はいつもよりも早く帰ってきたの。それに、夫は今まで、そういう所に行ったことが無い筈だし」
「そっか。じゃあ、キャバクラの線はないか」
「それに、ね」リョウコさんは日本酒をチビリ。「近頃、夫の様子が少し変なのよ。携帯のことも含めて、ね」
「ていうと?」
「ケーキとかシュークリームとか、お土産をよく買ってくるようになったの」
「成る程。以前は、余り買ってくることは無かったと?」
「ええ。といっても、週に一度ぐらいは買ってきてくれていたんだけど、ね。でも、最近は多過ぎる。週に三度も買ってくるのよ」
「ふむ。確かにそれは多過ぎる。何か心当たりはないの?」
「それが全然」リョウコさんは頭(かぶり)を振る。「まあ、娘のリカは喜んでいるから、土産を買ってくること自体はいいんだけど、ね。あっ、でも、甘い物の食べ過ぎは、身体に悪いかしら」
「確かに、何でも取り過ぎは毒ですが、二日に一回ぐらい甘い物を食べても、大丈夫でしょう。但し、お土産以外にも何か甘い物を食べているというのなら、話は別ですが」
「それは大丈夫。よく土産を買ってくるようになったから、普段は甘い物を上げないようにしてるし」
「そっか。じゃあ、キャバクラの線はないか」
「それに、ね」リョウコさんは日本酒をチビリ。「近頃、夫の様子が少し変なのよ。携帯のことも含めて、ね」
「ていうと?」
「ケーキとかシュークリームとか、お土産をよく買ってくるようになったの」
「成る程。以前は、余り買ってくることは無かったと?」
「ええ。といっても、週に一度ぐらいは買ってきてくれていたんだけど、ね。でも、最近は多過ぎる。週に三度も買ってくるのよ」
「ふむ。確かにそれは多過ぎる。何か心当たりはないの?」
「それが全然」リョウコさんは頭(かぶり)を振る。「まあ、娘のリカは喜んでいるから、土産を買ってくること自体はいいんだけど、ね。あっ、でも、甘い物の食べ過ぎは、身体に悪いかしら」
「確かに、何でも取り過ぎは毒ですが、二日に一回ぐらい甘い物を食べても、大丈夫でしょう。但し、お土産以外にも何か甘い物を食べているというのなら、話は別ですが」
「それは大丈夫。よく土産を買ってくるようになったから、普段は甘い物を上げないようにしてるし」