夜明けのコーヒーには
早すぎる
更にもう15分が経過し、時刻は12時半になった。
流石に遅すぎる。そう考えたヒロコが、Yに電話をしようか悩んでいると、「ヒロコ、はやーい」と後ろから声を掛けられた。
やっと来たか。そう心の中で呟き、ヒロコは振り返る。
「ん?」
ヒロコは思わず顔をしかめていた。
Yが男性二人を連れていたからだ。一人は、何度か見たことのあるYの彼氏だが、もう一人は?
ヒロコが首を傾げていると、はたしてYがニヤニヤしながら、「Kちゃんの友達のTくん」と紹介してくれた。
(KをYの彼氏、TをKの友達とするので悪しからず。)
「どうも。Tです。今日はよろしく」
Tが右手を差し出して言った。
「はあ、どうも」
ヒロコは首を傾げながらも、出された右手を握る。
この時、Tの作られた爽やかさに少し疑念を抱いていたと、後にヒロコは語っている。
が、言った者勝ちの世界なので、真偽の程は定かではない。
「ヒロコ。ご飯食べた?」
Kと腕を組み、イチャつきながらYは尋ねてきた。
「朝食が遅かったから、皆に合わせるわ」
ヒロコは正直に答えた。
「じゃあ、そこのファミレスでご飯食べてからにしよ」
YはKを引っ張って、店に入っていった。
流石に遅すぎる。そう考えたヒロコが、Yに電話をしようか悩んでいると、「ヒロコ、はやーい」と後ろから声を掛けられた。
やっと来たか。そう心の中で呟き、ヒロコは振り返る。
「ん?」
ヒロコは思わず顔をしかめていた。
Yが男性二人を連れていたからだ。一人は、何度か見たことのあるYの彼氏だが、もう一人は?
ヒロコが首を傾げていると、はたしてYがニヤニヤしながら、「Kちゃんの友達のTくん」と紹介してくれた。
(KをYの彼氏、TをKの友達とするので悪しからず。)
「どうも。Tです。今日はよろしく」
Tが右手を差し出して言った。
「はあ、どうも」
ヒロコは首を傾げながらも、出された右手を握る。
この時、Tの作られた爽やかさに少し疑念を抱いていたと、後にヒロコは語っている。
が、言った者勝ちの世界なので、真偽の程は定かではない。
「ヒロコ。ご飯食べた?」
Kと腕を組み、イチャつきながらYは尋ねてきた。
「朝食が遅かったから、皆に合わせるわ」
ヒロコは正直に答えた。
「じゃあ、そこのファミレスでご飯食べてからにしよ」
YはKを引っ張って、店に入っていった。