夜明けのコーヒーには
早すぎる
っと、苦笑ばかりしている場合ではない。
見つけてしまった以上、放っておく訳にもいかないからな。
ぼくはロックさんの肩に手を掛け、そっと揺らした。
「大丈夫ですか?おきて下さい」
声を掛けても反応がない。
ぼくは、もう少し強く揺らしてみる。
「んんっ」
ロックさんは悩ましげな声を洩らした。
しかし、起きない。
「すみません」
ぼくは一応謝っておいてから、ロックさんの頬を軽く叩く。
「んー」
ロックさん、低く唸るも起きる気配がない。
いや、ロックさんの眼がゆっくりと開く。
虚ろな眼でぼくを見たかと思うと、ゆっくりと上半身を起こした。
「大丈夫ですか?」
と声を掛けても、返事はない。
寝惚けているのかな?
と、ぼくが首を傾げたその時―
どんっ、という音と共に、ぼくの頭に鈍い痛みが響く。
「うっ―」
一瞬何が起こったか解らなかったが、どうやらロックさんに頭をチョップされた様だ。
そしてロックさんは再び隙間の地面に横たわり、寝息を立ててしまう。
まだ酔っているのか、それとも寝起きが悪いのか、恐らくその両方だと思うのだが、どうしたものか。
ぼくは一瞬頭に浮かんだ、「放置」という言葉を振り払った。
頭を掻きかき、嘆息する。
見つけてしまった以上、放っておく訳にもいかないからな。
ぼくはロックさんの肩に手を掛け、そっと揺らした。
「大丈夫ですか?おきて下さい」
声を掛けても反応がない。
ぼくは、もう少し強く揺らしてみる。
「んんっ」
ロックさんは悩ましげな声を洩らした。
しかし、起きない。
「すみません」
ぼくは一応謝っておいてから、ロックさんの頬を軽く叩く。
「んー」
ロックさん、低く唸るも起きる気配がない。
いや、ロックさんの眼がゆっくりと開く。
虚ろな眼でぼくを見たかと思うと、ゆっくりと上半身を起こした。
「大丈夫ですか?」
と声を掛けても、返事はない。
寝惚けているのかな?
と、ぼくが首を傾げたその時―
どんっ、という音と共に、ぼくの頭に鈍い痛みが響く。
「うっ―」
一瞬何が起こったか解らなかったが、どうやらロックさんに頭をチョップされた様だ。
そしてロックさんは再び隙間の地面に横たわり、寝息を立ててしまう。
まだ酔っているのか、それとも寝起きが悪いのか、恐らくその両方だと思うのだが、どうしたものか。
ぼくは一瞬頭に浮かんだ、「放置」という言葉を振り払った。
頭を掻きかき、嘆息する。