放課後ラプソディー
♪第五楽章
side桃
吹奏楽祭から一ヶ月。
いよいよコンクールの予選の時期だ。
期末テストも何とか終わり、あとは練習の日々の夏休み。
明日は終業式で、なんだかみんな少しだけ浮足立っている感じがするのは気のせいなのかな。
それは私も同じだけどね。
高校二年生になってもやっぱり夏休み前っていうのはワクワクするものだ。
今年こそ支部大会を突破することを目標に掲げ、課題曲と自由曲の猛練習中だ。
「あーっ!暑い!」
ちいちゃんが下敷きで仰ぎながら呻る。
たしかに今日はとても暑い。
だけどこの暑さがいよいよコンクールが始まるんだなって感じで、私は嫌いじゃない。
「今年の合宿、いつだっけ?」
ちいちゃんの横から同じ吹奏楽部で、ちいちゃんの元カレの原沢君が言った。
「七月の24から28と、県大突破すれば8月の2から7だよ。」
私達の部では毎年、県内の宿泊施設に泊まる強化合宿が行われる。
ホールもあるその施設でコンクールの前日まで練習するの。
いよいよコンクールの予選の時期だ。
期末テストも何とか終わり、あとは練習の日々の夏休み。
明日は終業式で、なんだかみんな少しだけ浮足立っている感じがするのは気のせいなのかな。
それは私も同じだけどね。
高校二年生になってもやっぱり夏休み前っていうのはワクワクするものだ。
今年こそ支部大会を突破することを目標に掲げ、課題曲と自由曲の猛練習中だ。
「あーっ!暑い!」
ちいちゃんが下敷きで仰ぎながら呻る。
たしかに今日はとても暑い。
だけどこの暑さがいよいよコンクールが始まるんだなって感じで、私は嫌いじゃない。
「今年の合宿、いつだっけ?」
ちいちゃんの横から同じ吹奏楽部で、ちいちゃんの元カレの原沢君が言った。
「七月の24から28と、県大突破すれば8月の2から7だよ。」
私達の部では毎年、県内の宿泊施設に泊まる強化合宿が行われる。
ホールもあるその施設でコンクールの前日まで練習するの。