放課後ラプソディー
ううん、そんなのこうちゃんに失礼だもん。
「今は考えなくていいよ、コンクール終わったら、考えて。今は吹奏楽に集中しな。」
そう言ってやさしく私の頭を撫でるこうちゃん。
私は頷いたけど、頭ではまだそのことをずっと考えていた。
そしていよいよ、二回目の強化合宿が始まった。
今日は午前中はパート練習で、午後からはセクション練習。
「桃先輩!大丈夫ですか?」
瞬君の声にはっとする。
「ごめんね、続きやろっか。」
最近ボーッとしちゃうことが多い。
音楽に集中できなくなってる。
コンクールまでもう日にちがないのに、パートリーダー失格だ。
こんなんじゃ、いい先輩なんか程遠い。
それにこんな集中力のなくなった音を出してもみんなにとって迷惑になるだけだ。
全部全部、私がダメなせいで。
どうしてうまくいかないのかな。
何をこんなに悩んでいるの?
こうちゃんのこと?
吹奏楽に集中しろって言ってくれたじゃない。
「桃先輩?本当に大丈夫ですか?」
「今は考えなくていいよ、コンクール終わったら、考えて。今は吹奏楽に集中しな。」
そう言ってやさしく私の頭を撫でるこうちゃん。
私は頷いたけど、頭ではまだそのことをずっと考えていた。
そしていよいよ、二回目の強化合宿が始まった。
今日は午前中はパート練習で、午後からはセクション練習。
「桃先輩!大丈夫ですか?」
瞬君の声にはっとする。
「ごめんね、続きやろっか。」
最近ボーッとしちゃうことが多い。
音楽に集中できなくなってる。
コンクールまでもう日にちがないのに、パートリーダー失格だ。
こんなんじゃ、いい先輩なんか程遠い。
それにこんな集中力のなくなった音を出してもみんなにとって迷惑になるだけだ。
全部全部、私がダメなせいで。
どうしてうまくいかないのかな。
何をこんなに悩んでいるの?
こうちゃんのこと?
吹奏楽に集中しろって言ってくれたじゃない。
「桃先輩?本当に大丈夫ですか?」