片想い協力者は無愛想ヤンキー!?(番外編)
お兄さんか逃げた後をボッーと見ていると声をかけられる。
『で?なにしてんの?』
蓮夜を見ると無表情であたしを見ていた。
『…別に』
不意に視線を蓮夜の後ろにいる美人さんにうつす。
あたしを見ていたのか、ちょうど視線が合った。
すると、焦ったように喋りだす。
『え、えっとー…あなた誰?』
『……この人の知り合いです。』
まさか、彼女の前で『あたしも彼女です』なんて言えない。
だけど、あたしの返答を聞いた蓮夜の眉がピクッと動いた。
『…知り合い?照れてないで彼女って言えよ。』
『あたしがいつ、あんたの彼女になるって言ったの?』
蓮夜を睨む。
冗談じゃないわよ。
だれが彼女なんて言うか!
すこし心配そうに様子を伺う女の人。
『あの…私…』
『だから、黙ってろって』
目の前でイチャイチャされてイラつく。