片想い協力者は無愛想ヤンキー!?(番外編)
え…?
好きな女??
『それって…『はーい!!ストップ~!!』…え?』
麻奈美さんはあたしと蓮夜の間に入るとあたし達を交互に見ながら話し出す。
『あんた達!!私の存在忘れてない?これだからリア充ってゆーのはヤーね!』
そう言ってゆっくりと歩き出す。
『ま、今回は美人な彼女に免じて邪魔者は退散するわ。じゃあね?』
歩きながらも後ろを振り返り、言う。
『姉貴』
『感謝の言葉はいらなくってよ!!』
『姉貴!! 』
『では、みなさん。ごきげんよー…あでっ!!!!』
蓮夜の姉、麻奈美さんは後ろを向きながら喋っていたため、目の前の電柱に気づかず衝突してしまいうずくまってしまった。
『あんたのお姉さん、ドジ?』
『…正解』
『もう!!最後くらいかっこよく去らさせてよ!!』
そして、あたし達の方を向くと
『リア充、爆発しろ!!』
と言って走り去った。
しばしの沈黙。
それを破ったのは蓮夜。