片想い協力者は無愛想ヤンキー!?(番外編)
あれから3日。
早くも禁断症状なのは俺の方だった。
『あー。死ぬ死ぬ死ぬ。誰か俺のカラカラな心を潤してー美亜里ちゃーん。』
『な、七瀬君!?』
現在、瑠樹の家。
2人がイチャイチャしているところに俺が転がり込んで来たのだ。
まぁ…そのせいで瑠樹は機嫌悪いけど。
だから、さっき俺が美亜里ちゃんに抱きつこうとしたら瑠樹に蹴飛ばされて阻止された。
『いてー!何すんだよ!!』
『美亜里に1ミリでも触れたらぶっ殺すぞ。』
わー怖い怖い。
恐ろしいよ。
友達の俺にそんな殺気のある目で睨まないでよ~。
『悪かったって…。あーあ。俺もう死んじゃう。』
ゴロンと寝転がる俺に瑠樹は無表情で聞いてきた。
『女か?』
せいかーい。
さすがイケメン瑠樹君。