ここに在らず。


「あなたがあなたの世界に閉じ籠って、誰も居ない独りの世界に身を置いたとしても、私はあなたの傍に居ます。そして孤独に身を置くあなたの手を引きます。だからーー、」



“ ーーー ”



言葉は、続かなかった。

私自身何て言えば良いのか分からなかった。


絶対に伝えたい想いはあったし、溢れんばかりの気持ちはここまで出かけていた。

でも、私には…その想いを伝えても良いものなのかが分からなかった。

そんな悲しい瞳をしないで下さい
自分から望んで独りにならないで下さい
私にもあなたを守る力にならせて下さい


どれも結局私の願望であり要望。


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