*ふわり、はつこい*
「心向、次リレーの練習だって。行こ」
私の手を引きながらそう言ったのはユウカちゃん。
リレーのAチームのメンバーは1年から私とユウカちゃん。
2年がいなくて3年はリンコ先輩とハル先輩。
ユウカちゃんとハル先輩は長距離からの出場となる。
男子は・・・誰だろう。陽汰先輩も入ってるのかな。
「ほらほら。もう、あんた2走でしょ。早く行かなきゃ!」
ユウカちゃんに手を引かれ、私は2走のスタート地点に立った。
なんと、同じスタート地点に陽汰先輩もいた。
すると、陽汰先輩と目が合った。
「・・・っ!」
私は慌てて目を逸らした。
目、合っちゃった。なんか、胸から込み上げてくるような。でもそれより、思いっきり目逸らしちゃったな。変に思われてないかな。
「心向ちゃん!!」
突然、自分の名前を叫ばれてはっと我に帰った。
私を呼んだのはバトンを持って走ってきている1走のハル先輩だった。
だけど私がボーっとしてたせいでハル先輩と私の足が縺(もつ)れてしまった。
そして私はその場で大転倒。
「いたぁ・・・っ」
「心向ちゃん、ごめんね!大丈夫!?」
ハル先輩が私の顔を覗き込み、心配そうに見つめている。
悪いのハル先輩じゃなくて私なのに、ハル先輩には気の毒なことをしてしまった。
私の手を引きながらそう言ったのはユウカちゃん。
リレーのAチームのメンバーは1年から私とユウカちゃん。
2年がいなくて3年はリンコ先輩とハル先輩。
ユウカちゃんとハル先輩は長距離からの出場となる。
男子は・・・誰だろう。陽汰先輩も入ってるのかな。
「ほらほら。もう、あんた2走でしょ。早く行かなきゃ!」
ユウカちゃんに手を引かれ、私は2走のスタート地点に立った。
なんと、同じスタート地点に陽汰先輩もいた。
すると、陽汰先輩と目が合った。
「・・・っ!」
私は慌てて目を逸らした。
目、合っちゃった。なんか、胸から込み上げてくるような。でもそれより、思いっきり目逸らしちゃったな。変に思われてないかな。
「心向ちゃん!!」
突然、自分の名前を叫ばれてはっと我に帰った。
私を呼んだのはバトンを持って走ってきている1走のハル先輩だった。
だけど私がボーっとしてたせいでハル先輩と私の足が縺(もつ)れてしまった。
そして私はその場で大転倒。
「いたぁ・・・っ」
「心向ちゃん、ごめんね!大丈夫!?」
ハル先輩が私の顔を覗き込み、心配そうに見つめている。
悪いのハル先輩じゃなくて私なのに、ハル先輩には気の毒なことをしてしまった。