*ふわり、はつこい*

❋こころ、

❋こころ、



─翌日─


結局あの後、ミウちゃん達にも何も言わずに帰ってしまった。

帰ってから電源を切るために携帯を開くと、ミウちゃんや速水くんから着信が何度も入っていた。

きっと心配させてしまったよね。


「はぁ・・・」


私は遣る瀬無い気持ちで教室に入る。

教室にはもう数名の生徒がいた。

みんな楽しそうに昨日のお祭りの話をしている。

私は耳を塞ぎたくなるような気持ちだった。
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