*ふわり、はつこい*
❋あおぞら、
─7月下旬─
学校は夏休みに入った。
蝉の鬱陶(うっとう)しい鳴き声が耳を刺す。
私は扇風機を回しながらベッドで漫画を読んでいた。
「もう心向。あんたちょっとくらい勉強したの?今日は塾がないからってダラダラしちゃだめよ!?受験生の自覚足りないんじゃない?」
「も〜、毎回同じこと言われなくても分かってるよ〜!」
「だったら、この部屋ちゃんと掃除しないさい!掃除機置いておくから」
お母さんは私の部屋の前に掃除機を置いて出てった。
お母さんの言いたいことは自分でも分かってる。
でもこんな蒸し暑いなか勉強になんて集中できるわけないじゃん。
ヴーッヴーッ
携帯が震えた。
メールだ。
私は受信BOXを開く。
《From:陽汰先輩
Sub:
心向ちゃん、バスケ好きって言ってたよね?
急なんだけど明日、俺の学校でバスケの試合あるから見に来ない?》
・・・え、うそ!?うそ!!??
《To:陽汰先輩
Sub:
はい!
行きます!!
誰か誘ってみます(*^^*)》
私は早速、ユウカちゃんにメールを送った。
ユウカちゃんの返事は"OK"だった。
学校は夏休みに入った。
蝉の鬱陶(うっとう)しい鳴き声が耳を刺す。
私は扇風機を回しながらベッドで漫画を読んでいた。
「もう心向。あんたちょっとくらい勉強したの?今日は塾がないからってダラダラしちゃだめよ!?受験生の自覚足りないんじゃない?」
「も〜、毎回同じこと言われなくても分かってるよ〜!」
「だったら、この部屋ちゃんと掃除しないさい!掃除機置いておくから」
お母さんは私の部屋の前に掃除機を置いて出てった。
お母さんの言いたいことは自分でも分かってる。
でもこんな蒸し暑いなか勉強になんて集中できるわけないじゃん。
ヴーッヴーッ
携帯が震えた。
メールだ。
私は受信BOXを開く。
《From:陽汰先輩
Sub:
心向ちゃん、バスケ好きって言ってたよね?
急なんだけど明日、俺の学校でバスケの試合あるから見に来ない?》
・・・え、うそ!?うそ!!??
《To:陽汰先輩
Sub:
はい!
行きます!!
誰か誘ってみます(*^^*)》
私は早速、ユウカちゃんにメールを送った。
ユウカちゃんの返事は"OK"だった。