君と同じ悼みを。


彼女はすぐさま笑顔になって、花びらみたいな唇を開いた。


きっとわたしに話しかけようとしてる。

きっとわたしと友達になってくれる。


……でも、ほんとにこれでいいの?


心臓は破れそうなくらいドキドキ鳴ってるし、手汗なんてほんとに尋常じゃないくらい出てるけど。


それでも、

わたしは


「あ「…っあの!!」


変わりたい。

人見知りじゃないわたしに、なりたい。


そして、前とは違うわたしで歩んでいきたいの。




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