ROMANTICA~ロマンチカ~
あたしの上から身を離す。
冷たいコンクリートの床の上にあたしは転がされていた。
機械が色々あって、角材がそこいら中に雑然と放置されている。
材木処理工場みたいだが、機械には結構ホコリが積もっていたりして、稼動中ではなさそう。
手が動かないと思っていたら、後ろ手に縛られていた。
ダクトテープがぐるぐる巻きに巻かれている。
持っていたハンドバッグが床に転がり、中から携帯電話がはみ出ていた。
「冗談、きついよ」
あたしの言葉に理恵子さんは吐き捨てた。
「何も知らずに死んでくれればそれでいいと思ったけどね。
冥土の土産に話してあげる。
あんたには、自殺してもらうから。
自殺の原因は、四人の男に輪姦されたことを苦にして。そりゃ、死にたくもなるわよね?」
富沢のおじ様は、そこにいるのに何も言わなかった。
冷たいコンクリートの床の上にあたしは転がされていた。
機械が色々あって、角材がそこいら中に雑然と放置されている。
材木処理工場みたいだが、機械には結構ホコリが積もっていたりして、稼動中ではなさそう。
手が動かないと思っていたら、後ろ手に縛られていた。
ダクトテープがぐるぐる巻きに巻かれている。
持っていたハンドバッグが床に転がり、中から携帯電話がはみ出ていた。
「冗談、きついよ」
あたしの言葉に理恵子さんは吐き捨てた。
「何も知らずに死んでくれればそれでいいと思ったけどね。
冥土の土産に話してあげる。
あんたには、自殺してもらうから。
自殺の原因は、四人の男に輪姦されたことを苦にして。そりゃ、死にたくもなるわよね?」
富沢のおじ様は、そこにいるのに何も言わなかった。