ROMANTICA~ロマンチカ~
あんなヒドいことを言ったのに……
ここまで涼輔さんが来てくれたことが信じられない。
「約束通り警察にも家にも知らせていない。
証明することはできないが、信じてもらうほかはない。
都季を解放しろ。
目隠しでもして、どこかの駅に置いてくればすむことだろう」
「先の先まで、良く考えていらっしゃること」
旗丸理恵子が鼻を鳴らした。
「都季、おまえは大人しく言うことを聞いて家に帰りなさい。
私も明日の朝には帰れるだろう」
「今すぐってわけには行かないわね。
こっちにだって、都合ってものがあるんだ」
ここまで涼輔さんが来てくれたことが信じられない。
「約束通り警察にも家にも知らせていない。
証明することはできないが、信じてもらうほかはない。
都季を解放しろ。
目隠しでもして、どこかの駅に置いてくればすむことだろう」
「先の先まで、良く考えていらっしゃること」
旗丸理恵子が鼻を鳴らした。
「都季、おまえは大人しく言うことを聞いて家に帰りなさい。
私も明日の朝には帰れるだろう」
「今すぐってわけには行かないわね。
こっちにだって、都合ってものがあるんだ」