ROMANTICA~ロマンチカ~
 あたしの運命の人って、涼輔さんなんだ!



 
直感は、必ずしも非論理的ではない。

思考は常に連続的で、点から点にワープしたかのように一見思える時だって、実際には頭の中で、ものすごく順序だって秩序立ったやり方で、情報が処理されているものなのだ。
 

「あたしで、いいのかな……?」
 
「不本意ながら、そのようだ」
 
「もう、涼輔さん、よろしくね」

 
まだ鼻がグスグス言いそうだったけれど、あたしは無理して笑った。
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