ROMANTICA~ロマンチカ~
6.都季
「氷室……? はて、どこかで聞いたような」
ヤナギヤさんのいぶかしげな顔。
「ひ、氷室涼輔だってぇ?!」
シュウちゃん(探偵助手?)が、素っ頓狂な声を上げた。
探偵事務所の奥の部屋を引っかきまわし、一冊の雑誌を手にドスドスと音を立てて戻って来た。
さっき紅茶をこぼしたし、何だか落ちつきのない人だ。
ヤナギヤさんのいぶかしげな顔。
「ひ、氷室涼輔だってぇ?!」
シュウちゃん(探偵助手?)が、素っ頓狂な声を上げた。
探偵事務所の奥の部屋を引っかきまわし、一冊の雑誌を手にドスドスと音を立てて戻って来た。
さっき紅茶をこぼしたし、何だか落ちつきのない人だ。