現実は、変えられない

全力で走って階段を下りた。

誰もいないの確かめて、
壁に持たれて
いつの間にか泣き崩れていた。


すると、
瑞希が来て
泣いている私に何も聞かずに
「保健室行こっか」

瑞希に支えられて
保健室に行った。


保健室には、先生も誰もいなくて

「放課後になったら迎えに来るね」
とだけ言って、
瑞希は教室に戻った。


一人になった瞬間
涙が止まらなくなってしまった。




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