現実は、変えられない

テストが終わった数日後

「莉奈ーーー
 新しく出来た遊園地のチケットパパから貰ったから
 一緒に行こう」

チケットを持った真奈がハイテンションで私に言った。


「いいよ」


私は、前からあの遊園地に行ってみたいと思ってたから、
すごい嬉しかった。


でも、真奈の手にはチケットが4枚あった。

「あと2枚は、高橋君と森本君誘おっかな」

真奈は私の方を見て、少しにやけて言った。
私は、もしかしてって思った瞬間

「バレテないなんて思ったら、
 大間違いだよ。
 莉奈意外と、顔に出るからね。」


私は、ビックリした。
戸惑っていると、

「大丈夫、私が誘ってあげるから」

と言って、
真奈は高橋君と森本君が話しているところに走っていた。

私は、そんな真奈の方を見ていると、
高橋君と目があった。



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