現実は、変えられない
事件
遊園地の次の日は、
学校に行くと、すぐに真奈にいろいろ質問された。
あの日からは、
学校の帰りは駅までは、一緒に2人で帰るようになった。
あの日から、3週間がたった日
いつものように帰ろうと高橋君のところへ行くと
「ちょっと職員室へ行くから
下駄箱で待ってて」
私は、わかっただけを言って
下駄箱で待っていた。
「莉奈ちゃん
ひとりでどうしたの」
隣のクラスの優太君に言われた。
優太君はよく、話しかけてくれて仲良くなった。
人を待っていると言おうとすると、
「莉奈」
後ろには、職員室から帰ってきた高橋君がいた。
「彼氏待ちだったんだ」
と少しにやけながら優太君は手を振って帰って行った。
「優太君
バイバイ」
とだけ言った。
すると、高橋君は何も言わずに
手をつないで歩きだした。
高橋君は、少し思っているように見えて
職員室で何かあったのかと思っていた。