現実は、変えられない
学校に着いて、

先に職員室に向かった。

少し、緊張しながらも職員室に入ると

「もしかして、転校生の桐谷さん?」
後ろから、若い男の先生にすごい笑顔で話しかけられた

返事すると、

「担任の先生が来るまで、あそこの席に座って待っていて」

その先生に、言われて
指をさしている方に座りに行った。

窓から、外を眺めていると、
カップルが楽しそうに一緒に登校しているのが見えた。




あの時の、私たちもこのように写っていたのだろうか


少し待つと、
40代ぐらいの男の人が近づいて来た

「担任の山本です。」

私は、急いで立った。
「桐谷莉奈です。
 よろしくお願いします。」
お辞儀をした。

「教室へ行きましょうか」

教室までは、一言も話さずにただ先生の後をついて行った。

「ここが、教室です。」

その教室には、2-3と書かれていた。

「少しの間ここで待っていてください」
と先生は言い、教室に入っていった。




「桐谷さん どうぞ」


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