現実は、変えられない

そっと、ドアを開けると

みんなの視線がすごい感じて
緊張が高まってきた


先生に、自己紹介をお願いされ、
名前だけを言って、
先生の方を見ると

「一番後ろの、窓側の席が
　桐谷さんの席です」
　と言い、

私は、先生の言われた通りにその席に行こうとしたら

私の席の、前の人が朝駅であった女の子だった。

その女の子は、
「あっ、転校生だったんだね
　私は、前田瑞希だよ。
　よろしくね」
ニコッと笑って言ってくれた。


髪はセミロングで軽く巻いていて
制服も程よく着崩していて可愛い女の子だった。



私は、「よろしく」と言って
席に座った

その後、HRで先生が話しているときも、
ずっと、たくさんの人の目線が感じた。


HRが終わり、始業式のために体育館へ向かった

「莉奈ちゃん
　一緒に行こう」

瑞希ちゃんが話しかけてくれた。
自分からは、絶対に話しかけられない
私にとっては、嬉しかった。

でも、あの日から
「友達」というものに少し警戒心を持つようになっていた。



瑞希ちゃんと体育館に向かっていたら、


「莉奈ちゃんーー」

誰かから後ろから叫ばれた。


ビクッとして、後ろを振り返ると

朝、瑞希ちゃんと一緒といた人がいた。