君に贈るクリスマス
Start

Story

「おっせーな・・・・・・」

腕時計を一瞥して空を仰ぐ。

今日という日にお誂え向きな白い物が舞っている。

行き交う人は様々。

きれいにラッピングされた箱を嬉しそうに抱えて親と歩く子供やら、見てるだけで恥ずかしく
なるくらいにべったりなカップル。

それに、そんな喧噪は関係ないって感じのサラリーマン。

ある人にとっては大事な1日だし、そうじゃない奴にとっては、別に普段と何ら変わらない1
日でもあるよな。

そんな情景をみながらそう思う。

そんな俺はどっちの方かって?

まぁ、どっちかってーと大事な1日になる方なのかもな。
< 1 / 15 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop