君に贈るクリスマス
そんなこんなで他愛ない会話をしながら車を走らせる。

窓の外を流れる景色は、どこもイルミネーションで覆われている。

まぁ、今の時期ならではだよなぁ。

今日が終われば、すぐに新年に向けた飾り付けに変わるんだろうけど。

その辺が日本人の変なとこだと思う。

ま、それに乗っかってる俺も人の事はいえねぇやな。

「ねー、それでそれで。どこいくのー?」

「ああ、ホテルとか?」

いや、冗談だけどな。

「ぶー。減点5!」

「何点中だよ」

つーか、何の減点?

「5点?」

それ、いきなりゼロじゃねぇか。

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