君に贈るクリスマス
「まぁ、冗談。着いてのお楽しみってな」

「イエス、ボス」

「何だよそれ」

「昨日見た映画の真似ー」

たく、子供じゃあるまいに。

ちなみにな。

俺も葵も歴とした社会人な?

「はー、それにしてもクリスマスに雪何てラッキーだよね」

ウィンドー越しに相変わらず降る雪を見ながら、柄に合わず乙女チックな事を言う葵。

「そうか?寒いだけで俺はイヤだ」

「夢がないなぁ、雅臣クン」

「寒いという現実だけで十分にイヤだ」

俺、寒がりなんだよ、マジで。

まぁそんな事はどうでもいいか。

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