カイ君とたんぽぽ
放課後の約束
あれからカイ君はギョンスと交わした約束が待ち遠しくてたまりません。
たんぽぽは相変わらず萎んだままでした。が、ほんの少しだけ膨らんできたような気もするし、きてないような気もするし・・・・。
学校での生活も今まで通り何も変わったことはなく、過ぎていました。
いよいよ、今日が約束の日です。
朝から気分も晴れやかで
「今日は何かご機嫌ね。珍しい。」とお母さんに言われるくらいです。
無事授業も終わり、足早に靴に履き替えて校庭の鉄棒に寄りかかり、約束の相手を待ちます。
「カイ~~~~~~~~~ィ」
名前を呼びながら走ってきました。
ギョンスです。
『おう。』ちょっとだけ冷静を装って答えます。
「何して遊ぼうか?」
『これっ。』
カイ君がサッカーボールを出しました。予め用意していたんです。
「いいねぇ。」
そう言うと、二人はボールを蹴り始めました。
あっちへいったり、ゴールしたり大きく蹴りすぎて、変なとこにいったり。
他のひとが見ても、ホントに楽しそうに遊んでいます。
と、そんな二人に近づいて来る子がいます。
あの日、カイ君が押して倒してしまった子達でした。
「あの~~~~。カイ君。」
カイ君は、呼ばれたので、ギョンスとの遊びを中断しました。
「あのさっ。この前ごめんね。あれあたし達が、虫、踏まないようにってしてくれたんだよね。」
カイ君は、自分の思いをわかってくれていたことに少しビックリしていたけれど、
『うん。』と頷きました。
「あたし達も一緒に遊んでいい?」
というので、
『ちょっと待ってて』
とギョンスに聞きに行くと、
「いいよ!」
というので、女の子達をギョンスのところに連れて行きました。
「僕ギョンス。」
やっぱり僕の時みたいに笑って言うから、みんなも直ぐに打ち解けちゃって、すっかりギョンスのペース。
人数増えたからって今度はタイヤでじゃんけん遊び。
ぐっとっぱーでチームを決めて。
そうして夢中で遊んでいると、もう一人やって来て、
「僕も入れてもらえないかな?」
それは、あの気弱そうな男の子。
ギョンスを見ると、ギョンスは両手で大きな輪を頭の上に作ってた。
そうして暫く時の立つのも忘れて遊んでいました
たんぽぽは相変わらず萎んだままでした。が、ほんの少しだけ膨らんできたような気もするし、きてないような気もするし・・・・。
学校での生活も今まで通り何も変わったことはなく、過ぎていました。
いよいよ、今日が約束の日です。
朝から気分も晴れやかで
「今日は何かご機嫌ね。珍しい。」とお母さんに言われるくらいです。
無事授業も終わり、足早に靴に履き替えて校庭の鉄棒に寄りかかり、約束の相手を待ちます。
「カイ~~~~~~~~~ィ」
名前を呼びながら走ってきました。
ギョンスです。
『おう。』ちょっとだけ冷静を装って答えます。
「何して遊ぼうか?」
『これっ。』
カイ君がサッカーボールを出しました。予め用意していたんです。
「いいねぇ。」
そう言うと、二人はボールを蹴り始めました。
あっちへいったり、ゴールしたり大きく蹴りすぎて、変なとこにいったり。
他のひとが見ても、ホントに楽しそうに遊んでいます。
と、そんな二人に近づいて来る子がいます。
あの日、カイ君が押して倒してしまった子達でした。
「あの~~~~。カイ君。」
カイ君は、呼ばれたので、ギョンスとの遊びを中断しました。
「あのさっ。この前ごめんね。あれあたし達が、虫、踏まないようにってしてくれたんだよね。」
カイ君は、自分の思いをわかってくれていたことに少しビックリしていたけれど、
『うん。』と頷きました。
「あたし達も一緒に遊んでいい?」
というので、
『ちょっと待ってて』
とギョンスに聞きに行くと、
「いいよ!」
というので、女の子達をギョンスのところに連れて行きました。
「僕ギョンス。」
やっぱり僕の時みたいに笑って言うから、みんなも直ぐに打ち解けちゃって、すっかりギョンスのペース。
人数増えたからって今度はタイヤでじゃんけん遊び。
ぐっとっぱーでチームを決めて。
そうして夢中で遊んでいると、もう一人やって来て、
「僕も入れてもらえないかな?」
それは、あの気弱そうな男の子。
ギョンスを見ると、ギョンスは両手で大きな輪を頭の上に作ってた。
そうして暫く時の立つのも忘れて遊んでいました