年下の不良くん《番外編》

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りりかが卒業してからの学校は、本当に暇だ



楽しみだった昼休みも、一緒に帰れる放課後も、彼女がいないと面白くない



りりかとの半同棲生活は終わってしまい、俺は彼女のいない日々に飽き飽きしていた



あの時、大人ぶって親と一緒暮らすべき等と、言っていなければと思うのだが、あの時の言葉が嘘だという訳ではない


でもそう思うくらい、りりか不足なんだよ…


「あぁ〜、何で一つも離れてんだろ…」


五月蝿い武蔵と楽しくもない昼飯を食いおわり、りりかからのメールを見ながら呟いた



最近のりりかは大学の講義が終わったあと、頻繁に優美ちゃんや結花ちゃんと遊んでいる


今日は優美ちゃんデーらしく、メールには二人で撮った写真が添付されていた


それに比べて俺がりりかに会ったのは、もう２週間も前だ


確かに高校と大学で、時間配分が大きく違うので日が合わなくて当然だし、その分連絡は前よりよく取り合うようにはなった


…それでも、あんまりだ



「……んだよ…俺より優美ちゃんかよ…」


少しだけ優美ちゃんに嫉妬してしまうのは、許して欲しい


それくらい、今の俺はりりか不足