§泣かないよ§*
好きだからこそ言えない
友達になってから
だいぶ過ぎた

佐野先輩の話から全然ない


「たいょーぉの元カノの名前わかりました」


「何?」

「えっとなー」

「太陽がいない間に早く!!」

「モデルのさやちゃんです」

賑わう

賑わう

ゴミ箱を蹴る音が聞こえる


「うるせぇーよ
俺の元カノが何だ?かんけーないだろ?
うぜーぇんだよ調べあげるとか」

クラスがさっきと違って

静かすぎ

太陽は切なそうな顔をしてる


「太陽、行こー?」

私もびっくり

まさかこんなこと言うなんて

私が

太陽なんて目が出てるし

無理矢理てをひっぱって

屋上へ


「その、ありがと」

手を繋いだままだった私はパッと離した

「ごめん」

「いや、もうちょっと繋ぎたい…」

「…」

赤くなりながら

ゆっくり手を出した
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