ナムストーンPART2

研究発表1

スケジュールは次のようになっていた。

8月10日 正午関空着→京都へ  ゆっくり休んでもらう

8月11日 午前9時→10時   ウォーミングアップ
      10時→12時    研究発表 ナセル ケムン
      午後1時→3時    研究発表 レイ オサム
      3時半→4時半    研究発表 キーツ
      午後6時まで意見交換会
      徒歩で祇園まで
      夕食はしゃぶしゃぶ
      午後9時解散

8月12日 実験1
  13日 実験2
  14日 実験3

8月15日 実験のまとめ

8月16日 大文字の送り火

8月17日 今後のスケジュール
8月18日 琵琶湖めぐり
8月19日 京都市内観光 打ち上げ
8月20日 正午関空より帰国

自宅に帰っていたオサムオサナイは翌朝ナムストーンを5分ほど
唱えて朝食を済まし京都中央ホテルの最上階へと向かった。
とてもすばらしい見晴らしだ。昨晩の夜景も美しかった。

豪華な最上階の絨毯を踏みしめ大部屋の扉を開けると
皆はもうそろっていて談笑していた。

居間の大テーブルに各自石とノートパソコンを置いて、
スクリーンの反対側中央にオサムその右手にキーツとレイ、
左手にナセルとケムンが座った。

皆はまだナムストーンを唱えていなかったので5人そろって
5分間自分の石にナムストーンを唱えることにした。

小声ながらも美しく唱和して座ったまま5人の身体は
10cmほど宙に浮いていたようだ。

各石は美しくピンク色に光り輝き厳粛にして荘厳なひと時だった。
オサムオサナイが右手を高く上げて合図しゆっくりと皆着席した。     

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