ナムストーンPART2

京都に集合2

オサムオサナイはみんなの滞在要望期間の調整や
宿泊の準備をしなければならなかった。

滞在期間は8月の10日から20日までの10泊11日。
滞在場所は京都中央ホテルの最上階の二部屋。

その1部屋はレイシッキム専用の部屋。
男どもは雑魚寝で10日間一緒と決まった。

みんなが今一番知りたいことは5人で力を合わせれば
どのくらいの現象を引き起こせるかということだ。

レイは宗教的要素からこのような事例がないものか調べ
ることにした。ケムンはもっと多くの人々がこの石の
存在に気づいてもいいのではないかと思っている。

過去の歴史の中でこのような石の物語を古書の中から
いくつか探し出してみることにした。

ナセルは石そのものに興味がある。できれば石を砕いて
物理学的化学的詳しく調べてみたい。

宇宙の鉱物の中でもまれにみる石だ。輝石の部類に入る
と思われるがとても硬い。惑星からの隕石や

この地上に存在する鉱物とこの石との詳細な構成元素比
などを徹底して調べてみたい。

キーツカーンが最も興味を持ったのは生命とナムストーン
との感応の妙である。どのような生物学的生化学的システム
によってナムストーンは心に共鳴し、心は石の色彩に感応するのか。

音声との波動伝播の実相などなど。
夏休みの前半は皆自らのテーマの研究に専念した。
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