ナムストーンPART2

天狗岳3

オサムがレイを見ると心細そうな顔をしている。

「レイ、心配しないでいいよ。今日と同じように
一番僕に近いところに降ろすから。15分くらいで
またみんなに会えるはずだ上空で。OK?」

レイはにこっとしてうなづいた。

(オサム)「夕食は貴船のひろや亭で流しそうめんと
てんぷら!今日はこれで終わり」

日が暮れて貴船で夕食後みんなは川床の脇で
流れに足を浸しながらくつろいだ。
星がきれいで水音と冷風が心地よい。

キーツが星空を見上げながら言った。

(キーツ)「夜のテストもやったほうがいいと思うが・・・」
(ナセル、ケムン)「そのほうがいいな」
レイもうなづいている。

(ナセル)「夜は道もすいているから車で40分もあれば
一周できるだろう。この貴船にレイを置いて、
我々4人が散らばれば安全だろう」

(レイ)「私は大丈夫よ」
(オサム)「よし、大急ぎで夜の実験をやってみよう」
オサムは立ち上がって叫んだ。

皆も「よし!」と言って立ち上がる。

(オサム)「貴船にレイを残し、鞍馬山門前にナセル、
大原三千院にケムン、キーツを古知平に置いて、
大急ぎで百井に入る。午後8時きっかりにナムストーン

スタート。10分試みて駄目だったら逆周りで皆を拾って
大急ぎで貴船に戻る。レイはひろや亭の向かいの高台が
一番いい。8時、ナムストーンをスタートして10分

たっても駄目だったらひろや亭に戻って待っててください。
以上、みんなOK?」

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