ナムストーンPART2
天空の瞳2
5人は我に返った。充実感に満ち満ちて。
数分の出来事が数億年のDNAへの
原点回帰のひと時になったような気がした。
否、それは数億年ではない、もともと、
いまもむかしもこれからも存在している
宇宙の原点なのかもしれない。
ナムストーンの不思議な響きに、
それと連なる何かを皆感じ取っていた。
石の輝きは元の輝きに戻りピンクの色も
落ち着いてきた。45度のホーバリング
を維持しながらゆっくりと皆は下降を始めた。
大文字の送り火の炎がはっきりと見下ろ
せてきたが炎の勢いはかなり低下してきた。
水平飛行に移り、鴨川をくだり
京都タワーを迂回して、
嵐山を北上する。
消えかかった鳥居の炎を飛び越えて、
もうほとんど消えた左大文字、
まだかなり明るい舟形。
ほとんど鎮火した妙法の真上を通過して
東山如意ヶ岳を上昇する。
さすがの大の字も炎が衰え始めた。
さらに上昇して戻る。
数分の出来事が数億年のDNAへの
原点回帰のひと時になったような気がした。
否、それは数億年ではない、もともと、
いまもむかしもこれからも存在している
宇宙の原点なのかもしれない。
ナムストーンの不思議な響きに、
それと連なる何かを皆感じ取っていた。
石の輝きは元の輝きに戻りピンクの色も
落ち着いてきた。45度のホーバリング
を維持しながらゆっくりと皆は下降を始めた。
大文字の送り火の炎がはっきりと見下ろ
せてきたが炎の勢いはかなり低下してきた。
水平飛行に移り、鴨川をくだり
京都タワーを迂回して、
嵐山を北上する。
消えかかった鳥居の炎を飛び越えて、
もうほとんど消えた左大文字、
まだかなり明るい舟形。
ほとんど鎮火した妙法の真上を通過して
東山如意ヶ岳を上昇する。
さすがの大の字も炎が衰え始めた。
さらに上昇して戻る。