二重恋愛
カラオケに集合し、花衣は一番最後に部屋へと入った。
彼女は入り口で突っ立ったまま目を丸める。
何だこれ?
席順はちゃっかり男女ペアになっていた。
もちろん菊男の隣にはももこが座っている。
操の隣には整った顔立ちのコウ。
そして1つ空いてる席には明るい髪にやんちゃな顔したノブが花衣に手を振っていた。
「花衣ちゃん、こっちこっち」
彼は自分の隣の空いてる席を指差しながら花衣を呼んだ。
彼女は呼ばれるままに席へと腰を下ろした。
なんですでにカップルになってんの…
花衣はやたらに話しかけてくるノブに適当な返事をしながら菊男に視線を送った。
何あいつ~結構楽しそうだし
ももこと何やら楽しそうに話している菊男にイラ立ちを感じる彼女。
ノブは花衣の視線の先を見ながら話し始める。
「俺ずっと菊男に花衣ちゃん紹介してくれって頼んでたのに、あいつ絶対ヤダって言うからさ」
「へぇ~そうなんだ」
花衣はなんだか嬉しくて思わず顔がにやけた。
そんな彼女の表情を見てノブはいたずらな笑顔を見せる。
「あれ~もしかして菊男の事好きとか?」
「んな訳ないじゃん。ただの幼なじみ、それ以上でも以下でもないし」
ほんとにただそれだけ。
周りにはよく誤解されるけど、そんなに変かな?
あたし達の関係って…
彼女は入り口で突っ立ったまま目を丸める。
何だこれ?
席順はちゃっかり男女ペアになっていた。
もちろん菊男の隣にはももこが座っている。
操の隣には整った顔立ちのコウ。
そして1つ空いてる席には明るい髪にやんちゃな顔したノブが花衣に手を振っていた。
「花衣ちゃん、こっちこっち」
彼は自分の隣の空いてる席を指差しながら花衣を呼んだ。
彼女は呼ばれるままに席へと腰を下ろした。
なんですでにカップルになってんの…
花衣はやたらに話しかけてくるノブに適当な返事をしながら菊男に視線を送った。
何あいつ~結構楽しそうだし
ももこと何やら楽しそうに話している菊男にイラ立ちを感じる彼女。
ノブは花衣の視線の先を見ながら話し始める。
「俺ずっと菊男に花衣ちゃん紹介してくれって頼んでたのに、あいつ絶対ヤダって言うからさ」
「へぇ~そうなんだ」
花衣はなんだか嬉しくて思わず顔がにやけた。
そんな彼女の表情を見てノブはいたずらな笑顔を見せる。
「あれ~もしかして菊男の事好きとか?」
「んな訳ないじゃん。ただの幼なじみ、それ以上でも以下でもないし」
ほんとにただそれだけ。
周りにはよく誤解されるけど、そんなに変かな?
あたし達の関係って…