素直な心





まだ手の震えが止まらない……。


そのまま時間はすぐに経っていった。








もうすぐ、今日が終わる。
結局渡せなかった。

渡そうと思うと、不安ばかりが募っていく。

キィ…キィ…

ブランコの音が寒い夜道に鳴り響く。
周りには誰もいない。
ひとり寂しく、ただしたを向いて座る。






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