★恋は曲者ｯ★

～ﾁｬﾝｽ!?～



次の日も

その次の日も

ｱﾀｼの頭には

謎の美少年のことしか

存在してなかった。



あれから必死で

おっかけようと

学校が終わるとすぐに

Eｸﾗｽの教室に向かうのだが

ｱﾀｼのｸﾗｽは

進学ｸﾗｽのため

授業がほかのｸﾗｽより

一ｺﾏ多いのだ!!


こんなん耐えられへん～!!

せめて名前くらいは知りたい～!!


どうあがいても

ｱﾀｼらのｸﾗｽが早くあがる

なんてことはない。



そう思ってたある日



「え～、今日は職員会議のため、生徒はHRが終わり次第、速やかに下校すること」


校内中に

たこ金魚校長の

やる気なさげ～な声が

響き渡った。



えぇ!?

帰れるの!?


ｱﾀｼは飛び上がって喜んだ。

すぐ真由に

今日は一緒に帰れないと

報告し

笑顔でHRの時間を過ごした。